疾患や症状のコントロール

食物アレルギーをお持ちのお子さんの場合、「アレルギー除去食」が難しい問題があります。市販品が使いにくい不便さ、メニューを考えたり作ることに手間がかかる、子供が食べたがるものを我慢させなければならない辛さなどを感じておられる方が多いです。

成長や子供の将来に関する不安

症状が目に見えるため落ち込んでしまったり、正しい診断がつくまで原因がわからないため、不安であったり悩みを抱えておられる方が多いようです。
また、常に誤食を気にしなければならないストレスや自然寛解できない不安などもあり、ストレスを抱えておられる方もおられます。

医師との関係性

アレルギー治療は、長期にわたるものです。医師との関係性はできるだけ良好な状態を保ちたいものですが、治療に対する不安や不信感、「病院が助けにならない」と感じることもあるようです。

周囲との関係性

お子様が感じる悩みや思いをお聞きしていると、様々な情報に惑わされて混乱したり、友人との関係性、見た目を意識しすぎてしまう、思いがけない言葉をかけられたり態度に傷ついてしまうことがあるようです。
特に、学校では集団生活が基本であることから、友達と同じことができない、食べられない不安などを抱えていることでストレスを感じてしまい、体調不良になってしまうこともあります。

治療に対する不安

お子様の治療は、単純に症状を改善すれば良いだけではありません。精神的な部分の支えであったりサポートも必要です。大きくなればなるほど、症状がなかなか良くならないことから「治療効果を感じられない」「薬に関する説明がない」「一方的に診断されていると感じる」「薬を使うだけに疑問を感じる」などの思いを抱く方もおられます。