食物アレルギー

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食物アレルギーとは

食物アレルギーとは

食物アレルギーは、私たちの体を守る免疫が本来無害なはずの食べ物に対して敏感に反応し、体に有害な症状が起きることです。
食物アレルギーは、腸から吸収されたアレルゲンが血液を通して全身に運ばれるため、目や鼻、喉、肺、皮膚など様々な部位で症状が現れます。食べ物を食べるだけでなく、触ったり吸い込んだり、注射液に含まれる抗原が体内に入ることで発症することもあります。

重症化することもある

食物アレルギーは、主に「軽症」「中等度」「重度」に分けることができます。この中でも重度になると、激しい腹痛や嘔吐を繰り返したり、便失禁や意識を失ってしまうこともあります。
最悪の場合には命の危険もあるため、アドレナリンを打って対処する必要があります。

症状について

アレルギーの症状は、皮膚や呼吸器、消化器など様々な臓器に現れますが、90%は皮膚症状、残りの30%は呼吸器や粘膜に症状が見られます。

皮膚症状

かゆみ、じんましん、むくみ、発赤、湿疹などが起こります。

呼吸器症状

くしゃみ、鼻水・鼻詰まり、咳、息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー言う)などが起こります。

粘膜症状

目の充血や腫れ、涙、痒み、口の中の唇、舌の違和感や腫れなどが起こります。

消化器症状

下痢、吐き気や嘔吐、血便などが起こります。

神経症状

頭痛、ぐったりする、意識が朦朧となるなどがあります。

治療法

除去療法

アレルギーの原因となる食べ物を除去することで、アレルギーを起こすリスクを低減します。ただし、その食べ物を除去したことによって栄養バランスが崩れてしまうこともあるため、バランス良く栄養を補えるようにする必要があります。

症状が現れた時の対処について

症状が現れた場合には、それぞれの状況に合わせて治療を行います。例えば、じんましんや痒みに対しては抗ヒスタミン薬や気管支拡張薬、重症の場合にはアドレナリンの筋肉注射などを使用します。また、アナフィラキシーを経験したことがある方については「アドレナリン自己注射薬(通称エピペン)」を使うこともあります。

患者様それぞれに合った治療を

患者様それぞれに合った治療を

食物アレルギーの治療は、除去食ばかりが全てではありません。全てを除去すれば良いと言うわけでもありませんから、患者様の生活環境等を考慮した上で親御さんと連携をとって最適な治療をご提案します。
当院は、お子様のアレルギー治療に関して豊富な経験と実績があります。まずはお気軽にご相談ください。